【足回り編】車買取業者はココを見る!高く売れるかを左右する査定ポイント

中古車の買い取りにおいて、実は買取業者があなたの車を査定するポイントは始めから決まっています。
今回ご紹介させて頂く査定のポイントを知っておくことにより、車の査定額を数万円~数十万円アップさせることも不可能ではありません。
もちろん査定ポイントの対象となっていても改善できない部分もありますが、大半は自分のやる気次第で改善できるポイントとなっています。
特に手軽に確認することができるのが「足回り」であり、簡単に言えばタイヤやホイールなど箇所です。
少しでも査定額アップを狙っている方は、この記事を参考にしてみて下さい。
査定のときにチェックされる足回り・下回りの箇所
・タイヤ
・ホイール
・ブレーキ
・車高(サスペンスやショック)
・タイヤハウス(内側)
・マフラー
・オイルの漏れやにじみがあるか
・各パーツのキズやヘコミ、錆など
タイヤやホイールを確認するだけで買取額がアップする?
先程も述べたとおり、買い取りの査定において各買取業者が確認するポイントというのは大差ありません。
しかしながら、この車種の車をこの価格で買い取るというような基本価格は存在し、この価格は買取業者によって開きがあります。
よって、あらかじめ自分の車をいくらで買い取ってくれるかという相場を調べておく必要があります。
3~5社程が目安となり、一括査定申込みがとても便利です。
さて、ここまで準備が整えば、次はタイヤやホイールのチェックです。
タイヤに関しては、「製造された年」と「残っている溝の量」がチェックされます。
製造された年が古くても状態さえ良ければ問題ないのですが、もしタイヤの溝の量が減っていると、こればかりは査定額の減額対象になってしまいます。
逆に製造された年が新しい場合には、増額対象となります。
ホイールに関しても「キズ」や「サビ」は減額対象になってしまいますが、「インチ」が上がれば査定額もアップする為、両方の条件が揃えば査定額の増額が見込めます。
本当に小さなキズやサビであれば、減額対象にもならない場合が多いですので、そこまで神経質にならないようにして下さい。
ブレーキやマフラー状態が非常に重要なポイント!
足回りはタイヤやホイールだけではありません。ブレーキやマフラーも査定の対象となります。特に査定の際にポイントとなるのは、ブレーキパッドの「減り具合」や「サビ」です。
ブレーキパッドに関しては、減り具合が少なければ少ないほど査定額の増額に繋がりやすいです。
高速道路などで走行中に、エンジンブレーキ(エンブレ)を使わずにブレーキを踏んで減速しているような方ですと、かなりの確率ですり減っていますので注意が必要です。
少し専門的な話になりますが、ブレーキの「ディスクパッド・ディスクローター」と呼ばれる部分が傷んでいる場合は、交換が必要になってくるので減額の対象となってしまいます。
逆に痛みがなければ、増額対象と思って下さい。
ブレーキ関係では、「ブレーキオイルの漏れ」がないかどうかもチェックされます。
例え少しの漏れやにじみ出ている程度でも、ブレーキとは車でも安全面を確保しなければならない箇所なので、かなり厳しいチェックが入ります。
マフラーについては、「劣化の程度」がチェックされます。
一般的には「サビ」が見られると思われていますが、実はサビだけであれば大した減額対象とはなりません(大きなサビだと減額対象です)。
ここで重要なポイントは「キズ」や「ヘコミ」、そして「穴」が開いていないかをチェックされます。
いくつか減額対象をご紹介しましたが、これらのポイントは日頃からの車のメンテナンスをしっかりと行っていれば防ぐことができます。
洗車でも特に足回りの洗車をしっかりと行いましょう。洗車後もきちんと乾拭きをすることを忘れないで下さい。
足回りにキズがある!そのときはどうすればいいの!?
ここまでご紹介させて頂いたように、足回りだけでも多くのパーツがあります。特にエンジンの配管系のパーツが多い為、キズやヘコミなどは厳しくチェックが入ります。
なぜなら、エンジントラブルの原因になるようなキズやヘコミが見られる車をあえて高い値段で買い取る業者はいないからです。
今まで事故もしたことが無ければ、足回りを擦ったこともないという方であっても、普通に運転しているだけでも飛び石などでキズやヘコミができている場合もあります。
これを修理する方法は車屋さんに持って行けば良いだけなので簡単なのですが、修理代金を考えると売却時に逆に赤字になってしまうケースも多々あります。
ベストな方法としては、多少のキズやヘコミであれば、市販されているカー用品などを使用し軽いメンテナンス程度で留めて置き、あとはそのままにしておくほうが良いでしょう。
少しでも愛車を高く売る為には!?
さきほど修理をしても赤字になってしまう為、やらないほうが良いとご紹介しましたが、修理以外のやれることは何でもやったほうが査定額アップに繋がります。
修理以外にやれる方法として有力なのが、洗車になります。
巷では細かいキズが目立つ為、洗車はしないほうが良いなどと言われていたりもしますが、あなたが買取業者だとして「ボロボロな車」か「ピカピカな車」どちらを買い取りたいと思うでしょうか?誰しも後者の車を選ぶはずです。
あくまで買取業者の方への印象の問題になりますが、悪いよりは良いほうが査定額アップに繋がります。
印象の問題だけではなく、実際に買取業者の方が査定する際にはこのようなことにも注意を払っています。
「汚れでキズを隠しているかも?」
「汚いから細かいメンテナンスをしていないかも?」
「激しい運転でエンジンの調子が悪いかも?」
「車内はタバコの臭いがするかも?」
などと色々細かく見られてしまう可能性があり、ボロボロな状態で査定に出せば、自らこのようなことを調べてくれと言っているようなものです。
単純に買取業者の方への印象を良くするというだけではなく、車を余計に細かくチェックされない為にも、査定前には必ず洗車や車内クリーニングをすることをお勧めします。
まとめ
今回は足回りの査定ポイントを中心にご紹介させて頂きましたが、多少のキズやヘコミは仕方がありません。
日頃から丁寧に運転をしている方であっても何かしらの形で、車の下部にはキズやヘコミが出きてしまいます。
特に何気なく走っている場合でも砂利道の上は擦りキズの原因になりやすいですし、海辺や冬場の凍結防止粉の上を走った後はサビの原因にもなりやすいです。
これらを事前に防ぐ方法としては、ガソリンスタンドや車屋さんで「車体の下部中心のコーティング」をしてもらうことにより、ある程度は防ぐことができます。
重ねて言いますが、日頃からの定期的なメンテナンスが大事です。
最後に、今回のチェックポイントをおさらいしておきましょう。
タイヤ・ホイールの減額対象
・タイヤの製造年が古い(新しければ増額対象)
・タイヤの溝が減っている(溝がしっかりあれば増額対象)
・ホイールにキズがある(無キズに近ければ増額対象)
・ホイールがサビついている(サビがなければ増額対象)
ブレーキ・マフラーの減額対象
・ブレーキパッドが減っている(減っていなければ増額対象)
・ブレーキパッドがサビついている(サビがなければ増額対象)
・ディスクパッド・ディスクローターが傷んでいる(傷みがなければ増額対象)
・ブレーキオイルの漏れがある(漏れがなければ増額対象)
・マフラーにサビ・キズ・ヘコミ・穴がある(これらがなければ増額対象)
以上のポイントをしっかりとチェックしておき、日頃から定期的なメンテナンスを行っていれば、査定額のダウンどころか数万円のアップに繋げることも可能です。
是非みなさんも行うようにしてみて下さい。