車買取の査定ポイント

中古車買取での査定ポイントと必要な書類を解説!車買取で知っておくべきこと

中古車買取での査定ポイントと必要な書類を解説!車買取で知っておくべきこと


車の買い取りをしてもらう際に、「車のどの部分を見るのか?」「傷はいくらマイナス査定されるのか?」「車検の長さはプラス査定されるのか?」など知っておくべきポイントがたくさんあります。

実際に買取業者のスタッフさんに査定をしてもらう前に、まずは自分の目で見て隅々までチェックしてみましょう。

今回は査定時の主なチェックポイントや、必要書類に関してご紹介していきます。

査定でチェックされる箇所は、ざっくり説明と下記になります。

■車の買取で査定士にチェックされる査定箇所
・外装(ボディカラー・キズ・汚れ・凹みなど)
・内装(シート・フロアマット・カーナビなど)
・走行距離・年式
・エンジン回り
・足回り

これから車を査定しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

車買取の査定チェックポイントと基準を学ぼう!

買い取りと言っても、素人の方では査定士から出された査定額が、果たして妥当な値段なのかどうかも分かりません。

そこで実際にプロの査定士は車のどこをチェックしていて、何を基準にしているのかを見ていきましょう。

また、それぞれの項目ごとに簡単な解説も合わせてご紹介します。

外装(ボディカラー・キズ・汚れ・凹みなど)の査定ポイント

実は、ボディカラーも査定額に大きく影響します。

車にも人気・不人気色があり、人気色だと数万円は査定額アップに影響します。

どの車にも言えますが、王道の人気色はホワイト・ブラック・シルバーの3色です。

また、車のキズ・汚れ・凹みだけではなく、ランプ類・アンテナ類(ラジオ、テレビ)・ナンバープレートなどの破損も査定において重要なポイントとなります。

キズに関しては鍵穴回りの擦りキズもチェックされ、軽いキズであればコンパウドを使用することにより簡単に隠せる場合もあります。

アンテナ類に関しては、アンテナが破損していないか?ラジオの電波はきちんと入るか?なども査定対象となります。

ランプはきちんと点灯するかもチェックされますので、事前にこの程度は確認しておき直しておきましょう。

意外な査定チェックポイントとしては、ナンバープレートの破損や凹みなども見られるため、できる範囲で直したほうが良いです。

内装(シート・フロアマット・カーナビなど)の査定ポイント

全体的に車内の汚れは厳しくチェックされます。

食べ物や飲み物の汚れやシミ、さらにはタバコの焼け跡などは厳しい査定が入ります。

また、タバコに関してはニオイも室内に残るため、査定日の数週間前からはタバコを室内で吸うことを控えましょう。

カーナビやオーディオ類に関しては、また違った注意点があります。

高価な物へと交換していてもプラス査定にはほとんどならず、むしろ純正ではないことでマイナス査定の対象となることが多いです。

紛失または売却をしていなければ、車に積んでおいて一緒に査定してもらうことをお勧めします。

そして、忘れがちなスペアのタイヤと工具も見ておきましょう。

スペアタイヤがないともちろんマイナス査定になってしまいますが、あったとしても溝が極端に減っている場合もマイナス査定の対象となります。

全てチェックし終わったら、ガソリンスタンドなどの掃除機で室内清掃をすることも忘れずに行ってください。

走行距離・年式の査定ポイント

査定においては、走行距離は大きなポイントとなります。

走行距離が短ければ高価買取となりますし、走行距離が長ければその分マイナス査定になってしまいます。

車の平均的な年間走行距離は、普通車の場合で約1万㎞だと言われており、これが軽自動車であれば約8千㎞です。

しかし、気を付けておきたいのは、走行距離を確認する際にエンジン音が悪いなどの異常があると、例え走行距離が短くても大丈夫かな?と疑問視されてしまいます。

エンジン関連については下記をご覧ください。

続いては年式ですが、これも走行距離と同様に新しいほうが査定額アップにつながります。

例外としては、年式が古くてもその年だけの限定モデルや外車などで人気のオールドカーであれば、むしろ高額査定になる可能性も大いにあります。

エンジン回りの査定ポイント

プロの査定士はエンジン回りを見る際に、エンジンの音だけではなく、オイルやプラグ、改造されているかどうかや事故歴がないかも確認します。

エンジンに関しては変な音がしないか、正常に動作するかを確認します。

この時にオーバーホールしていれば申告をするとプラス査定してもらえる場合も多いので、基本的には包み隠さず正直に答えましょう。

エンジン以外では、バッテリーやエンジンオイルの状態も確認します。

きちんと日頃からメンテナンスをされているかをチェックされるので、していないという方は、もう少し愛車のことを見てあげましょう。

改造に関してですが、大きな改造でなければマイナス査定にはなりません。

しかし、高価なパーツで改造されているからと言って、その分プラス査定になる訳ではないので注意しましょう。

事故歴があるか修復歴があるかはかなり厳しくチェックされます。

事故車である場合は、マイナス査定は免れないためある程度の覚悟は必要です。

足回りの査定ポイント

主にタイヤ関連のチェックポイントですが、タイヤとホイールの汚れやサイズなどをチェックされます。

タイヤに関してはきちんと溝があるかどうかも大切です。

最低限で良いので洗車をしておくとイメージは良いです。

気を付けていただきたいのが、車高のチェックです。

事故を起こしたことがあるかないかの判断基準にもなり、車体に傾きがないかを確認します。

中には車高が低い車もあるとは思いますが、基本的にはプラス査定にはならず、買取業者によっては少しプラス査定してくれるところもあるようです。

改造などをしている場合は、マフラーの部分で逆にマイナス査定になってしまう場合もあるので注意しましょう。

車買取の査定で必要な書類とは?

査定をしてもらうのは何も車のみではありません。

車に関係する必要書類があるかないかも査定額に影響することがあります。

そこで、あったほうが良い書類をご紹介します。

定期点検整備記録簿

この定期点検整備記録簿とは、法定点検の内容が記載されている書類であり、過去の車の整備状況を把握する上で重要な書類です。

この書類の記載情報としては、「所有者」「ナンバー」「車体番号」「点検整備日時」「検査責任者」「検査時の総走行距離」などが記載されています。

オーナーが何人変更しているのかも分かるため、査定士としては必ず確認したい書類です。

車の取扱説明書

必要がなくなると捨ててしまう方も多いですが、次のオーナーにとっては必要な書類かもしれません。

これも査定額に影響することもありますので、大切に保管することをお勧めします。

査定チェックポイントまとめ

最後に、プロの査定士が確認する車の箇所を一覧にまとめましたのでご覧ください。

外装 ・キズ/汚れ/凹み・車のカラー・エアロパーツ・ガラス・ナンバープレート・ボンネット/天井・ヘッドライト/テールランプ・サンルーフ/ムーンルーフ・ラジオなどのアンテナ類・ドア/ウィンドウ
内装 ・キズ/汚れ・タバコ関係・シート・ハンドルやメーター類・エアバッグ・オーディオ類/スピーカー・カーナビ・トランク・スペアタイヤ・付属の装備品
足回り・下回り ・タイヤ/ホイール・車高・タイヤハウス・マフラー・オイル関係・各パーツのキズ/凹み
エンジン回り ・バッテリー・エンジンオイル・エンジンの状態・改造パーツの有無・車台番号・修復歴
その他 ・メーカー/車種・年式/グレード・走行距離・車検証/整備記録簿の内容・取扱説明書・車検の期間・キー/キーレスなどの有無・純正部品の有無